カナダで戦う日本人!

僕がカナダで成功するために日本人としてその特徴を生かし戦っている様子これからやっていく様子をドキュメント感覚でお伝えしていきます。

【大工としてカナダで働く日本人】 とうとうここまで来ました。「新しいスタート」

13年の月日をもうカナダで過ごしたことになるか。英語が通じないと悩んでた頃も今では懐かしいと思う所まで何とか来た。今思うと、がむしゃらにやってきたことが一つ一つ形を帯び、そうやって積み上げてきたものが一つになりつつあるように思う。「ようやくここまでたどり着けた」と言った方がいいのか、「やっとここまでたどり着いた」というべきかどう表現すべきかはあいまいなところもあるがとにかく、カナダに来た時には想像もしていなかったところまで来たなと実感できるところまではたどり着いたと思う。

 

 

そう、会社を始めるのだ。やっとスタート地点に立てたわけだが、自分の信じた道を忠実にやってきた結果だと思っている。ここにたどり着くまでにいろんな人に助けられ、いろんな出会いや別れを繰り返してきた。そして、これからもそれを大切にして今よりももっともっと人間関係を充実させ信頼されるような存在になろうと思っている。

 

そうすることが何よりも自分の価値を高める事だと思うし、何といってもその行為自体が楽しい。「どんな事も人の上に成り立っている」いくら凄い事をしてもそれを喜んでくれる人がいなければ何も意味を持たないのである。

 

自分にとって凄く良いスタート

以前に親会社の事僕のチームの事(第一弾(第二弾)と書いたが今回は僕の所属している会社について少し書こうと思う。ワンクッション入る事によってお金は少し減るが、その分仕事は入りやすいし、人が足りないときなどすぐ助けに来てくれたりと凄く僕にとって良い形が作られている。もちろんこれにも感謝している。

 

今回は”アントン”というやつの話だ。アントンはアンソニーの違ういい方で、ジョナサンかジョン、ネイサンかネイトかといった差である。

 

彼は僕がここ会社に入って一番最初に働いたリーダーだ。かなり曲者で好かれれば凄く良い奴だが、敵に回すと手におえない。僕は何とか前者の方に落ち着いたがそれでも何度かにわたってもめたし、それにより2回ほどやめた。でも、そのたびに距離が少しずつ縮まり今では凄く良い関係が築けている。僕も彼をいろんな意味で認めているが、彼もまた僕の事を認めてくれてるように思う。たぶん一緒に仕事をしていない事が一番そうさせてると思うが…

 

そのアントン、最近はお金になると事もあり人をたくさん雇っている。(大工になりたいという人が少ないので、僕が所属している会社では雇えばお金が出るシステムになっている)僕の仕事場が忙しくなってきているので、その為に人を探している感じだ。理由はともかく僕にとっては凄くありがたい事だし、いい人をどんどん雇ってもらいたいと思っている。そんな彼の事は僕の中では人事担当といったところか。小さい会社なためにそんな役割などないし、彼も現場で働いているのでこれはあくまで僕の中だけの位置づけなんだか。

 

ただ自分の中で想像してるにすぎないが、こうやってみんなのいい所を見つけて、何に適しているのか考えながらそっちの方に持っていく事がとても面白い。まだまだ会社としては全然機能していないが、一つ一つ形にしていき一つの組織として機能させることが出来るように頑張っていきたいと思っている。

 

最後にもう一つだけ書いておこうと思うが、こうやって想像しながらいろんなことを進めたり分析したりしているが、所詮じぶんの考えれる範囲には限界がある。うまくいかない事の方が圧倒的に多いが、そんな事を繰り返しながら自分の考えれる範囲を広げていきもっと想像力を膨らませるようになると思っている。間違える事を恐れず慎重に、それでいて自分の出来る事をしっかり把握して確実な仕事をしていく事が次につながると信じているし、今までの経験上それほど間違ってはいないと思っている。

 

 

 

 

 

【大工としてカナダで働く日本人】 一緒に働く僕のチームの紹介 トレーニング

「いい人材を見つけたら意地でも死守しろ!!」

 

どこの世界でもそうかもしれないが、特に僕の所属するインダストリーでは大げさではなく最も重要な事だ。毎日、朝時間通りに来ることが今のバンクーバーでのスタンダードだと言ってもいいかもしれない。

 

なんて次元の低い所だと思ってみてもしょうがなく、それが現実だという事をしっかり受け入れてそれをもとに事を進めていくほかない。

 

 

僕の今のチームメイトたちも例外ではなく、前回紹介したニック以外は若さもあるが毎日「時間通りに仕事に来なさい」だとか「仕事中は携帯で遊ぶな」だとかこんな当たり前の事を毎日のように言わないといけない状態だ。

 

トレーニングをする立場から思う事

バンドマンのアダムは朝が弱い。自分も昔バンドをやっていたので解るが基本的に音楽は夜遅いのと、やっぱり音楽をやっている以上規則正しくはなかなか出来ないだろう。ちなみに彼はドラムをやっていて、一度ライブを見に行ったことがあるがお世辞にもうまいとは言えないのが率直な感想だ。そこが自分の昔と何となく照らし合わせれることがあり応援したくさせる。根拠のない自信が音楽ではやっていけないだろうなと心から思わせる。

 

それはさておき、バンドをやる事を出来るだけサポートしてあげる代わりに仕事はしっかりやるようにという事をたぶん彼は耳が痛いと思う程伝えている。自分の中ではバンドに見切りがついたころに大工として一人前になっているように育てたいと思っているからだ。もちろん彼が思い切ってそっちの世界に飛び込む覚悟が出来たならそれは受け入れてあげたいと思うが今の時点では無謀な行為というしかない状態なのであくまで大工として育てるための一環でバンドをやりたいという彼を出来る範囲でサポートしてやろうといったところだ。とは言っても出来る事はバンドをやるための時間を提供してやることぐらいしか今のところ思いつかないが。

 

彼のいい所は素直なところだ。若い事もあり根拠のないプライドみたいなものが成長を邪魔しているが、自分も含めてそれはみんなにあるものなのであまり気にはしていない。それよりもどうやってこの子を育てていこうかという事に頭を使い、いろいろ試しながらいろんな対応を試みている。そのかいあってか、彼の実力かはどっちでもいいが一緒に仕事をし始めて半年ほどたつがかなり成長してきたと思う。

 

トレーニングをされている

と、育てる側からの目線で彼の事を考えてみたが、それ以上に彼からとても多くの事を学んでいると思う。もちろん彼の身に限らずすべての人からそう思うのだが。

 

一人ひとり考えも違えば対応も違う。どうやってやる気を出させるかだとか何一つといって同じものはないのがこの一年やってきて感じた率直な感想だ。当たり前の事なんだが実際経験してみてその意味がだいぶ分かってきた。

 

自分一人では限られた力でも、みんなと力を合わせる事によって凄く大きなものが生まれるという事を経験、実感した一年だった。そして、それを実現するために相手の事を思いやり全力で向き合ってきた。人は大切にされた人へは大切にし返すと思う。だから、何かを成し遂げようと思ったり、成功をしたいのならまず周りの人を大切にすることなんだと心から思う。

 

そうやって築き上げた物を大切にしその輪を少しずつでも広げていければ何かもっと大切なものが解ってくるのかなと思っている。それが今の楽しみでもあるのだが。

 

 

【大工としてカナダで働く日本人】 一緒に働く僕のチームの紹介プラスα

いろんな情報をいつでもどこでも手軽に調べられる世の中だ。テレビで何か面白そうなことを言っていればスマホですぐにもう少し詳しい情報を手に入れられる。自分が十代のころには想像もできないような世の中になっている。

 

もともと好奇心だけは人より持っていたように思うのだが、これだけ情報を簡単に手に入れられる今それに溺れ何をやりたいのか迷い結局何にも出来なくなる、なんて事も珍しくはないだろう。逆にすぐに目移りして次から次にいろんなことをやってしまいすべてが中途半端なんて人もいると思う。実際自分もそっち側に属しているように思う。

 

 

その使い道は人それぞれ違うがお金というものは何をするにもモチベーションを保つ上位に入っていると思う。現代のシステムではそれがなければ生活もしていけないし、何をするにもそれは必要になってくるからだ。

 

そのお金、実際にはもうあまり現金を扱う事も少なくなってきているので銀行の口座に記された数字を稼ぐためにいろいろな事を考え行動に移していると思う。それを自分の好きな事で出来ればそんないい事はないと思うが、ここ最近の僕は少し違った見方をするようになってきた。

 

その中の一つなのだが今の楽しみの中に「同じ目標に向かって一緒に働く人たちとの人間関係」というものがある。もうすぐこんな楽しみを見つけて1年がたとうとしているが、人が変われば接し方も変わるし当たり前だが一人として同じ人はいないため毎回がチャレンジになるのだがそれが楽しみの一つなのかなと少し余裕が出てきた今感じるようになってきた。

 

前回のブログで白人3人と黒人1人と一緒に働いてると書いたが、これまた個性的な彼らの事を少し書いてみようと思う。

 

一番信頼を置く黒人のニック

彼とは一緒に働き始めてまだ数か月しかたたないが、彼には大きな信頼を寄せている。正直言って今、彼無しにはやっていけないだろう。カナダにいるとほとんどの人が濃いキャラを持っているため今更それを強調はしないが彼もまたとても面白いキャラを持っている。まずは超が付くほどケチという事。人に対してはそんなに感じるほどケチではないため嫌悪感ではなく逆にすがすがしいと感じるのだが、それが彼の人の好さをより醸し出していると思う。

 

僕の住む州(ブリティッシュコロンビア)では、車の免許を取るときに最初のテストに合格すると2年間Nのマークを付けその後もう一度テストに合格すると普通免許がもらえるという大雑把だがそんなシステムになっている。彼はもう10年以上運転をしているがまだそのNのマークを付けているためそれを聞いたことがある。そしたら「Nがついていようがついていなかろうが今の自分にとっては何も変わる事はない。それを取るために$50ほど払う事はばかばかしいからそんなことはやらない」と言っていた。僕にしてみれば$50払わずにそのシステムの中間にはさまっている方が嫌な感じはするが彼にとってはその$50を取ったのだろう。またある時は彼の奥さんの母親が亡くなった時に彼の奥さんはメキシコ人なのだが「お前はメキシコにはいかないのか」と聞いたところ、「俺は死人にはお金を使わないんだ」と笑いながら答えていて、ああもっともだなと感心したものだ。

 

と彼は自分に対してとことんケチな人間である。そんな彼を詳しく伝えるための表現力を持ち合わせていないためあまり伝わらないかもしれないが、ケチだがとても真面目で思いやりのある黒人というのでそれぞれ想像してもらえればいいかと思う。ちなみに背は高く細身だがしっかりとしている。奥さんがメキシコ人のためスパニッシュも堪能だ。

 

最近の仕事

今自分の中では一つの節目となるような大きな仕事をしている。いろんな事情もあり図面無しで一から僕が考えてやっている現場だ。しかも高低差が凄く今までにないチャレンジだったがそれも大詰めを迎えようとし、最後の追い込み段階に入っている。

 

今まで今後の事にいろんな葛藤があったがいい意味で吹っ切れ次のステップに進むための意志が固まった。それも明日になればどうなるのかわからないと言えばそうかもしれないが、一つの目標に向かって第一歩を踏み出そうとしている事は否定できないと思う。そんな僕が今思う事、それは「一生懸命やった先に次のステップが見えてくる。そしてそれを行動に移しまた一生懸命やっていく事によって結果になって表れてくる」

 

今夢見ていることは5年前には想像もできなかったこと。でも、あの時行動に移し少しずつでも前に進もうと努力したことによって今がある。それと同じことをこれからもやっていく事でまた違った世界が見えてくると思う。生きてる限りそうやっていければそんな楽しい事はないんじゃないかと思う今日この頃だ。

 

 

【大工としてカナダで働く日本人】 個性派ぞろいの親会社

世界で最も人口の多い国、中国とインド。確率の問題ではないと思うが、カナダに限っては仕事をくれる人たち、いわゆるお金を持っている人たちはこの人たち抜きでは何も始まらない。

 

今の僕の状況も同じで、中国人のお客さんにインド人の親会社。ついでに言えばそこから仕事をもらった白人(カナダ人)の会社で日本人の僕が白人3人と黒人1人を使ってやっている。ワーホリで来ていた日本人の子とも一緒に働いていたが、つい先日ビザが切れたため今はこの編成でやっている。

バンクーバー地方競馬場の写真)

 

お金を持っている人たちもそうだが、その下で働く人たちもインド人や中国人の人たちはやっぱり多く特に僕が働く場所はインド人の経営者のためインド人の労働者も比較的多い。理由は”安い”からとここからは僕の推測だがやっぱり同じ国籍を持つ人に仕事を与えようとしてる所もあると思う。

 

最近はそのインド人の社長と話をする機会も多くなってきてなんとなく人柄など分かり始めてきた所だが、何とかカナダに移住できたが仕事がない人たちの手助けのようなものを彼の出来る範囲でやっているんだなというのを凄く感じる。その人柄が今の地位を築いたんだなと僕は勝手に思っているがそんなに間違いではないと思う。

 

個性派ぞろいの従業員たち

国籍は関係ないが分かりやすくするためと、ある程度その国々で正確に特徴があるためあえて書いてみようと思う。

 

まずは現場を任されている人たちから。僕が一番最初の現場で仕事を、もちろん今も一緒に仕事をしているイラン人のカムラン。見た目は紳士的で頭も良さそうだが何か信用できないような詐欺師のような雰囲気を醸し出している典型的なイラン人のような人。別に見下してるわけでも何でもないんだが、僕の今まで会ったイラン人の特徴をそのまま持っている僕の中では典型的なイラン人。

 

でも、一緒に仕事をするのはとても楽しいし自分にも凄く良くしてくれる人で凄くありがたい存在。特に一番最初の仕事を一緒にやった人なので仲もよくいい関係を築けている。

 

次に一緒に仕事をした違う現場の責任者マイク。彼は中国人だが子供のころベトナムで難民として産まれ、その後運よくカナダに移住できたと聞いた。カナダにはそんな人がたくさんいるのだが彼もその中の一人。それは関係ない事だが、今まであった中国人とは違い凄くまじめで段取りもよく一番働きやすい人だ。彼はどう思っているのかはわからないが、一緒に仕事をしていていい印象を持ってくれてるとは思う。

 

少し前まで今の現場を任されていたが、子供が生まれて少しの間休んでその後その現場から退いたインド人のジャス。彼は言ってみればあまり仕事が出来ない方に属していて、段取りも悪くあまり信用もしていなかったので、つい先週先ほどのマイクと変わり少しほっとしているところである。インド人特有の良く言えば楽観的、悪く言えばいい加減な典型的なインド人。人柄はこれも典型的なインド人で凄く良く仕事の事になると駄目なところがいっぱい出てくるがいい人間関係が築けていると思う。仕事がだめだったらそれは駄目だろうと思うかもしれないが、ここはカナダ。それよりも大事なものはたくさんあるし、こういう人がいる事によって現場にいい雰囲気をもたらすことも多々ある。

 

僕が今の時点で一緒に働くもう一人の現場責任者、カナダ人のおっちゃんカール。彼はもともと仕上げの大工としてもう10年以上も前からこの会社で働いていたが、いつのころからかこの会社の組織に加わり今は現場責任者として働いている。長年大工をやっている彼は凄くいろんなことを教えてくれる僕にとってはとてもありがたい存在。年を取ると教える事が好きになる人も多いと思うが、彼もそうで僕に教える事を楽しんでいるようにも思う。自分でいうのもなんだがもともとこの会社の中では評判がいいので彼もいろんな意味で僕の事を認めてくれており自分を高めるのにはなくてはならない存在の人だ。典型的なカナディアンで自分の意見は絶対。年の功もありマイルドな感じだがやはり自分の意見は曲げない。

 

最近感じる事

と、こんな感じで今回は僕の上司に当たる(と言っても会社は違うが)人の事を書いてみた。いい仕事をしようと努力することは勿論の事、いい人間関係を築くことに重点をおきもうすぐ一年がたとうとしているが、この一年自分が信じてやった来たことが間違っていなかったなと感じる。

 

例えば現場を綺麗にする事。そんなことは当たり前だと思っているあなた、カナダでは違い現場を綺麗にするのは雑用の仕事で僕たちはそれをやるなと言われる。ただその雑用が常にいればいいが、そんなことはなく現場が汚い事で仕事の効率も落ちるしやっぱりみっともない。僕はずっとそんな環境で仕事をするのは嫌だったから、まずそこを改善したんだが最初は「それはお前たちの仕事じゃない、もっと賃金の安い人たちにやらせるからお前たちはやるな」とよく言われた。が、最近はそれも評価をしてもらっているし仕事が凄くやりやすくなってきた。

 

日本では当たり前の事もここでは通用しないが、やっぱりそれは大事な事だしこっちの人もそうあるならそうに越したことはないというのはあるのだろう。ただ、それを知っている人が少ないのとそこまでやろうとする人が少ないのでそれが常識にならないだけなんだろうと思う。自分が仕事を効率よくやりやすくするためにする掃除や整理整頓も「お金をそれ用に余分にくれないのならやらない」と、訳の分からない常識みたいなものが存在するからかもしれない。

 

もう一つこの一年気を付けていることで、自分にかかわる人すべてに感謝をしリスペクトする事をしてきた。そのおかげかは解らないが最近ではみんなが僕に協力してくれるようになってきた。

 

そんな人たちがいるから今の自分があるんだなとつくづく実感している。これからもその事を忘れず、常に感謝の気持ちを持ち続けみんなに喜ばれる仕事をしていきたいなと思う。

 

「自分の理想の環境は与えられるものではなく、自分で作るもの」

そんな風に感じる。どこでもそうだが、人のあら捜しや文句ばかり言っている人が凄く多い。でもそれは自分目線であって、相手の立場になって考えてみると自分がいかに勝手な事を言っているかが解ると思う。まずはその文句を言ってる対象者を認め自分を改善していく事。もちろんすべてが間違っているわけではないので、自分の中にある何か一つでもいいからしっかりとした信念みたいなものをもちそこだけは曲げずやる事。

 

何をすれば正解なのかは人によってさまざまだし、そんなものは存在しないかもしれないが、今こんなことを考えながらやっている自分は凄く充実しているし毎日が楽しいと感じながら生活している。

【大工としてカナダで働く日本人】 コンクリートフォーム

 

canada-de-tatakaunihonnjin.hatenablog.com

 いろいろとあってカナダに住むことになりすでに14年くらいが立とうとし、仕事も日本にいた時には想像もしていなかった大工になってもうすぐ10年になろうとしている。

 

こちらは大工や水道屋、電気工事やなどの専門職には(他にもいろいろとあるが)学校があり、大工に限って言えば6週間の学校一年間の実習(実際に仕事について働くこと)を4回繰り返し最後のテストに合格すると一応一人前の大工としての資格がもらえるようになっている。

 

僕もこれを5年ほど前に終了し一応カナダでは一人前の大工として仕事を探せる立場にいる事になる。ただどこでも同じだとは思うが、資格といってもただの紙切れで実際はそれを持っていたからと言って仕事が出来るわけではないのだが。しかし僕にとってはこの学校に行ったことが凄く役に立っていると思うし、その時に得た知識や技術をどうやってアウトプットするのかいろいろと試行錯誤しながらやっているつもりではある。英語での専門用語など英語圏で育っていない僕にとっては、言葉の事にしても学校に行ってよかったと思う。

(一番最近の仕事)

カナダでの大工という仕事

日本にいた時には大工さんとは無縁だったためどういう人の事をそう呼ぶのかは知らないが、カナダではとても広い範囲で大工(Carpenter)という職業を使う。

 

家のフレームをする人、基礎、気を使った仕上げの仕事、僕が今やっているリテーニングウォールは勿論の事、橋を作る人やダムを作る人も一応Carpenter のカテゴリーに入っている。

 

なので学校ではそういったことも一応勉強をさせられた。

 

リテーニングウォールとは

要は土などを止めるための壁の事で、コンクリートだけでなく木でもやる事はあるが僕はコンクリート専門でやってる。

 

僕の働くウエスバンクーバーという所は山の中にあり、敷地内に高低差がたくさんあるためこの仕事は結構需要がある。

 

今やっているところは、土を抑える事だけではなくランドスケ―ピングも入っているため少し壁の形に凝ってみたりもしている。バックヤードにアクセスするための階段などもコンクリートで作ったりもする。

 

良いか悪いかはわからないが、少しデザイン性もあるため今の仕事にはかなりやりがいを感じている。

 

コンクリートフォーム

僕はコンクリートフォームを組むことを専門にやっている。鉄筋を入れる人やコンクリートを流す人は別の業者でそこに立ち会うがやる事はない。

 

なのでせっかく綺麗に作ってもいい加減にコンクリートを流されたりすることもあった。今は同じ業者がやっており、何度もやる事である程度の信頼関係が出来た事もあって毎回いい仕事をしようとやってくれている。ちなみにこの会社のコンクリートポンプ車を運転する人も日本人だ。

 

日本では考えられない事かもしれないが、こっちの人は丁寧にやるとかお客さんの為にやるとかいった感情はあまり持っていない人が多く、少しでも気を抜けばいい加減な仕事をされる。

 

日本ではあまり働いた経験がないから一概には言えないが、日本にはない難しさがあると僕は思っている。特にカナダにはいろんな国籍の人がいるため基本的にスタンダードは存在せず、どこまで自分の信念を貫き通すか、とどこで折れるかの判断がとても難しい。押しすぎると怒って帰ってしまいやってもらえない事も普通にあるからだ。そこもやはり信頼関係かなと思う。

 

ようやく長い冬も終わり、仕事もしやすい季節になってきたし自分の信念である人に喜んでもらう仕事が出来るように日々頑張っていこうと思う。前にも書いたと思うが、日本人の真面目さをこれからも前面に出し、この業界で第一線でやっていけるようにしたい。

 

どんな事にも共通することだと思うが、生き残るには長所を理解しそれを磨くことが一番の近道ではないかと思う。

 

と、そんな事を自分自身に言い聞かせて今回は終わりにしようと思う。これからもゆっくりとカナダでの生活など思ったことを書こうと思っている。次回は僕の親会社の事でも書こうと思う。インド人の会社で凄く個性があり面白い人たちだ。僕の文章力ではそれが何処まで伝わるかわからないが、とりあえず書いてみようと思う。